30代未経験からパン職人になった人の実例紹介|転職成功のリアルな道のり

転職成功事例の共通点

「30代から、しかも未経験でパン職人なんて…遅すぎるだろうか」

転職相談の現場で、この言葉を何度聞いてきたかわかりません。

年齢、経験、家族、収入。頭では「無理かもしれない」と思いながらも、パンの香りや、ものづくりへの憧れが消えない。

結論から言えば、30代未経験からパン職人になる人は、実際にいます。

ただし、全員がうまくいくわけではありません。

続く人と、途中で苦しくなる人の差は、才能よりも「準備」と「考え方」にありました。

この記事では、私が実際にサポートしてきた中から、30代未経験でパン業界に入り、今も続いている人の実例をもとに、リアルな道のりをお伝えします。

この記事でわかること

  • 30代未経験からパン職人になった人の実例
  • 転職前に抱えていた不安と、その乗り越え方
  • 未経験でも評価されたポイント
  • 途中でつまずきやすい落とし穴
  • エージェントとして伝えたい「現実的な考え方」

実例①:営業職から転身したAさん(33歳)

Aさんは、法人営業として10年以上働いていました。

成績も悪くなく、周囲からは「安定している」と見られていたそうです。

それでも、「数字を追い続ける毎日に、手応えを感じなくなった」そんな思いが強くなり、パン職人を目指しました。

最初にぶつかった壁は、年収の下落でした。

営業時代の年収から比べると、パン職人としてのスタートは大きく下がります。

Aさんは、

  • 貯蓄を確認
  • 生活費を見直し
  • 最低限続けられるラインを把握

した上で、未経験可のベーカリーに応募しました。

エージェント
藤巻たすく

Aさんがうまくいった理由は、「気持ち」より先に「生活」を整理していた点です。

夢だけで動くと、途中で現実に押し戻されてしまう。

逆に、数字を把握した上で選んだ人は、焦らず続けられます。

実例②:ITエンジニアからの転職Bさん(35歳)

Bさんは、完全なデスクワーク出身。

体力に自信がなく、最初はそれが一番の不安でした。

実際、入社後の数か月は「想像以上に体がきつかった」と言います。

それでも続けられた理由は、職場選びにありました。

Bさんが選んだのは、

  • 分業制があり、段階的に覚えられる
  • 無理な長時間労働をさせない
  • 教える文化がある

という職場。

「未経験歓迎」と書いてあっても、中身は職場によって大きく違います。

エージェント
藤巻たすく

未経験者が続くかどうかは、本人の努力より、最初の職場環境で決まることが多いです。

30代は吸収力も高い反面、無理がきかない年齢でもあります。

だからこそ、“修行だから仕方ない”で片づけないことが大切です。

30代未経験でも評価されたポイント

実は、技術以外で評価される点は多くあります。

Aさん・Bさんに共通していたのは、

  • 挨拶・返事・報連相が安定している
  • 指摘を素直に受け止められる
  • 仕事の意図を理解しようとする姿勢
  • 社会人経験としての責任感

パン職人の世界では、「最初からうまい人」より「安心して任せられる人」が重宝されます。

つまずきやすいポイントと現実

つまずき

30代未経験の方が、途中で苦しくなる理由もはっきりしています。

  • 周囲が年下ばかりになる
  • 思ったより覚えが悪く感じる
  • 家族や収入への不安が出てくる
  • 「この選択は正しかったのか」と迷う

しかし、これは、ほぼ全員が一度は通る道です。

不安を感じるのは、失敗ではありません。

むしろ、ちゃんと現実と向き合っている証拠です。

問題なのは、誰にも相談せず、一人で抱え込んでしまうこと。

続いている人ほど、「不安を言葉にする」のが早いです。

30代未経験から成功する人の共通点

私が見てきた中で、30代未経験でも安定して続いている人には共通点があります。

  • すぐ結果を求めない
  • 比較するのは「昨日の自分」
  • 教えてもらえる環境に感謝できる
  • 長期目線でキャリアを考えている

パン職人の成長は、ある日突然跳ねるものではありません。

毎日の積み重ねが、半年後、1年後に形になります。

30代未経験は「遅い」のではなく「考える力がある」

30代未経験という立場は、決してハンデだけではありません。

社会人としての経験、人との関わり方、自分を客観視する力。

それらは、現場で必ず活きます。

大切なのは、「できるかどうか」ではなく「どう始めるか」

一歩を踏み出す前に、現実を知り、準備し、相談する。

それができれば、30代からのパン職人転職は、決して無謀な選択ではありません。

もし今、迷っているなら、答えを急がなくて大丈夫です。

私たちは、あなたの状況を整理し、「進む・待つ・別の道」すべてを一緒に考えます。

この記事で紹介したように、パン職人の転職には環境選びが重要です。
もっと詳しい求人や非公開情報を知りたい方は、こちらからお気軽にご相談ください。

株式会社アルチザンターブル 厚生労働省許可番号14-ユ-302409

藤巻たすく
藤巻たすく

この記事書いた人

藤巻たすく

ベーカリーのプロデューサーとして、法人での店舗開発から職人としての海外修行、独立開業、年商2億円超え、食パン専門店とベーカリー合わせて全国30店舗規模に育ててM&A譲渡、現在はベーカリー専門の店舗売買・譲渡・M&Aと、パン職人専門の転職エージェント事業を行っています。
私の経験が、皆さんの未来に少しでもお役に立てたら嬉しいです。

記事監修:株式会社アルチザンターブル

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※本文は公開情報と筆者の実務経験に基づき執筆しています。統計値は出典の算出方法・時点により変動します。